磁気熱分解装置による廃プラスティックの処理
廃プラスティックの処理
磁気熱分解装置MG22Ehへの廃プラ(廃プラスティック)の処理に関してお困りの方からの問い合わせが増えております。
廃プラは、燃焼させると有毒ガスが発生するケースが多いので、排煙処理能力が高い機器での対応が必要です。
以前は、廃プラスティックを海外に輸出する事も出来ましたが、各国が廃プラスティックの輸入制限を行い始めた事で、国内で処理が必要となりました。
MG22Ehは、廃プラスティックを化石燃料や電気などの外部からのエネルギーを利用せずに、処理できる画期的な設備です。
MG22Ehで廃プラを分解する仕組み
MG22Ehの処理展開図です。
右側の上部の投入口から、廃プラを入れ、MG22Eh本体の中で処理を行います。
投入された、廃プラスティックは「乾燥」「炭化」のタイミングを油性分が気化します。
油性分が気化(ガス化)したものを中央の「排ガス自然装置リアクター」で自然(自然燃焼)させてガスの中の物質を浄化します。
リアクターの中は、常に800度以上に保たれていますので、ダイオキシンを含め有害物質を完全に焼き切ってします。
リアクターは、自然の補助装置として灯油式のバーナーを利用します。
廃プラの場合は、ガスの中の油性分が多いため、リアクターの運転コストも低いという結果が出ています。
廃プラを自社内で処理するご提案
スクラップ処理や中間処理時に発生する廃プラの処理金額は、企業の規模が大きければ大きいほど、コストも大きくなっています。
現在の廃プラ引き取り料金は、将来高くなる傾向にあり、今後3~5年で2倍になるという話もあります。
1kgあたり30~110円で処理を依頼しているとして~
1日に1tの廃プラスティックが発生するとして...
1日:30円(110円)×1000kg=30,000円(110,000)
1ヶ月:25,000円(110,000)×25日=750,000円(2,750,000)
1年:750,000円(2,750,000)×12ヶ月=9,000,000円(33,000,000)
1年間で約950~3300万円の処理委託料が発生します。
仮に1日に3tの廃プラが発生する企業ですと、年間約2,850万円の委託料となり、自社で処理できれば大きなコストダウンになります。
廃プラを燃料としたエネルギー変換装置としての導入
MG22Ehは、「Eh」=「エネルギー変換装置」
ですので、廃プラを燃料として、電気や温水を作る事ができるのです。
廃プラで発電をして、社内の一部の電源に利用したり、バッテリーに充電する事で、停電や災害時の予備電力として利用できます。
1.電気・・・0.8kw/h
2.温水・・・60度/分
排ガスの処理を行うリアクターから発生する加熱水蒸気を利用して、発電機を回したり、貯水棟内の温度を保温します。
まとめ
廃プラスティックの処理でお困りの方は、廃プラを燃料としたエネルギー変換装置として導入されることで、経費の節減になります。
処理の量によりますが、1年~3年くらいで装置の減価償却ができれば、3年目からは大幅に利益が残ります。
また、リースでの導入実績もありますので、リースにて導入すれば、導入翌月から大きな経費の節減となります。