有機物磁気熱分解装置は、色々なところに導入され活用されています。
その導入事例の一部をご紹介します。

1.病院

病院で排出される医療系廃棄物は一般廃棄物に較べて廃棄・輸送コストがかかります。
また、病院や医療施設で大量に廃棄される紙オムツは、高分子ポリマーが含まれており、焼却時に残渣として大量に残ってしまいます。
医療系廃棄物の不法投棄や不正な再利用による環境汚染・健康被害の問題も発生しています。

磁気熱分解装置の病院敷地内への設置

磁気熱分解装置の病院敷地内への設置例

そこで、病院内に磁気熱分解装置を設置することで上記の問題を解決しています。

病院で医療系廃棄物を無害化・最小化することで、廃棄コスト削減と不正利用を予防します。

磁気熱分解炉装置を利用すると、廃棄物は熱源に長時間さらされ、菌が死滅し、安全に無害化することができます。
また、紙オムツに利用されている高分子ポリマーもほとんど消滅し、廃棄物を最小化できます。
廃棄物の量が非常に少なくなるため、廃棄コストが大きく削減できます。
そして、医療系廃棄物をそのまま外に出さないため、不正利用などを予防する効果につながります。
また、発電した電力を非常用発電に利用するなど、エネルギーの再利用化も可能です。

2.産業廃棄物処理業者

産業廃棄物に含まれるプラスチックやゴムなど石油系廃棄物は、焼却炉で燃焼させるとダイオキシンなどの有害物質が発生します。
有害物質を除去するには高温での焼却が必要となるため、燃料コストがかかります。
また、最終処分場の不足から、廃棄物をそのまま廃棄することは環境破壊につながり、廃棄コストの上昇も招きます。

磁気熱分解装置のリサイクル施設設置例

磁気熱分解装置のリサイクル施設設置例

産業廃棄物処理業者に磁気熱分解装置を導入することで、燃料なしで石油系廃棄物を最小化し、コストを削減を実現しています。
廃棄物を分解した際に得られたエネルギーを温水や電気として再利用もできます。
また、投入した廃棄物は、金属類など無機物だけを残して分解されるため、金属回収プラントなどにも利用されています。

3.食品加工業者

食品加工業では大量の植物性・動物性廃棄物が発生しています。
食品廃棄物のリサイクル技術には、堆肥化・飼料化などがありますが、品質や需要の関係から全ての廃棄物をリサイクルすることは難しい現状です。
また、廃棄物処分業者による食品廃棄物の再利用といった問題も引き起こしています。

磁気熱分解装置の食品加工業者設置例

磁気熱分解装置の食品加工業者設置例

食品加工業に磁気熱分解装置を導入することで、廃棄コストの削減を実現しています。
また、廃棄物を分解した際に得られたエネルギーを温水や電気として再利用もできます。
そして、自分の所でゴミを処理するため、食品廃棄物の不正な再利用を予防しています。

4.離島

離島でのごみ処理問題は大変大きなコストがかかります。
一般的な廃棄物焼却施設を設置するには、設置費用・運転費用・メンテナンス費用といった高額な費用がかかります。
また、最終処分場の不足から、廃棄物を島外へ運搬するコストも無視できません。

磁気熱分解装置の離島での設置例

磁気熱分解装置の離島での設置例

磁気熱分解装置を導入することで離島のごみ処理問題を解決しています。
燃料不要で最終廃棄物が最小化されるため、ごみ処理コストが大きく削減できます。
また、熱分解によるエネルギーの再利用も可能です。

そのため、離島の自治体や廃棄物処分業者などが磁気熱分解装置を進んで導入しています。

5.温泉施設

温泉施設では源泉のお湯をボイラー温めているケースが多く、重油や灯油などの燃料費が課題となっています。

磁気熱分解装置の温泉施設設置例

磁気熱分解装置の温泉施設設置例

そこで、温泉施設に磁気熱分解装置を導入することで、燃料コストの削減を実現しています。
安定して温水を作るためには既存のボイラーと併用する必要がありますが、温泉施設や近隣から発生した廃棄物(林業・農業など)も燃料として利用するため燃料費の大幅な削減ができます。
また、廃棄物の投入後、長時間に渡って熱源が確保できるため、焼却炉に較べて廃棄物の投入回数が少なく安定して温水を作ることができます。

磁気熱分解装置は温泉施設に適しているため、様々な温泉施設に導入されています。

株式会社アスミテルジャパン

株式会社アスミテルジャパンは、MG22(磁気熱分解装置)の正規1次代理店です。
導入に関してのご質問やご相談、導入効果に関するコンサルティングなどを行っております。