磁気熱分解装置MG22の運用に関して
磁気熱分解装置MG22Ehは、一度運用を開始すると、有機物を投入し続けることで燃料不要で運転し続けます。
運用の注意点と、稼働方法、運用方法などを簡単にご説明します。
MG22Ehの稼働
装置の最初の1回目の稼働は、ホームセンターなどで販売されている「炭」で行います。
磁気熱分解に必要な本体内部の温度を炭の温度で対応させます。
稼働後は、磁気熱分解時に発生する熱と、有機物が乾燥→炭化→灰化→熱源→パウダーと状態が変化する過程で得られる「熱源」がその役割を果たします。
※「一般的な炭」:バーベキューなどで利用する市販の炭
導入場所には、電源、水道などの環境が必要です。
MG22Ehのコントロール
運転のコントロールは、制御システムが行います。
投入する有機物に合わせて、設置の際に細かく設定を行います。
各装置の稼働時の温度などを覚えて運用時に確認して下さい。
基本的な設定温度は、本体設置時にセットと説明いたします。
有機物の投入量は、本体サイズの70%~80%が最大量の目安です。
タイプ | 1日での投入量の目安 |
MG22Eh-5M(5㎡) | 4.0m³ |
MG22Eh-5M(2㎡) | 1.0m³ |
有機物の投入は、1日に2~3回、5時間~12時間毎に行うのが標準的なサイクルです。
MG22の日常のメンテナンス
1.有機物分解後に残る残渣(無機セラミックパウダー)の取り出し(2日~3日に1回)
※上記のサイクルでフルに稼働させた場合
投入する有機物の種類にも関係しますが、投入量の1/200~1/400に減容されますので、日々投入する量に応じて残渣の取り出しサイクルを決めます。
2.2週間に1度程度、本体とリアクター(排気ガス浄化装置)の間にある煙道の清掃が必要です。