工業用フィルタの熱分解テスト結果
鉄工所などの高温な現場で、粉塵を吸収するフィルタを開発されている会社からテスト依頼を受けてテストを行いました。
主力なフィルタの実力のテストと、使用済みフィルタが分解可能かというテストです。
使用済みのフィルタは、完全に分解されました。
実際は、容量も1/100くらいに減容されており、満足の結果です。
ペットです。
海苔のような状態に変化しました。
通常、原料を本当に熱分解することは少ないので、立ち会ったメンバー全員が驚きの結果です。
ガラスの糸(繊維)です。
黒くなっただけで、変化なしです。
やはり、ガラスは無機物のため、処理できないんです。
逆に、この繊維が溶けて、雨のように固まっていたら、それは「焼却」です。
熱分解していない機械の結果です。
ガラス繊維90%のフィルターです。
3日間、熱分解を行いましたが、無傷。
一緒に入れていた缶の方が弱ってます。
この結果には、フィルタメーカーの社員は大満足。
強いフィルタであることが証明されたと言われていました。
2クール目に行った使い終わったフィルターのテスト結果です。
素材の説明はありませんでしたが、ガラス系のフィルタに高濃度なタールなどが付着していたと思われます。
3日間の熱分解で、フィルターに付着しているタールカーボン化していました。
どのレベルのカーボンであるかは、持ち帰り調査するとのことでした。
「ナノカーボン」できてればいいね~と皆さん言われていました。
約1週間くらい、テストを行い面白い結果がでました。
導入前に、熱分解のテストを希望される方は、ご連絡ください。